HTML/CSS / LESSON 02 / HT02

HTML/CSS:見出しと段落

1学習の目的

2基礎解説

タグ意味使いどころ
h1〜h6見出しの階層数字が小さいほど上位
strong重要である意味として強い
em強調する語調を強める
blockquote引用他所からの引用文
✅ 覚えるべき重要ポイント
  1. 見出しは階層を飛ばさない。h1 の次は h2、その次が h3。h1 → h3 と飛ばすと文書の構造が壊れる。
  2. h1 はページに1つが原則。そのページ全体が何についてのものかを示す、最上位の見出し。
  3. strongb は見た目が同じでも意味が違う。strong は「重要である」という意味を持ち、b は単に太字にするだけ。意味があるなら strong を使う
  4. ⚠ 連続した空白は1つにまとめられるあ   い と3つ空けても、表示は あ い になる。改行も同じく空白1つとして扱われる。
  5. 間隔を空けたいときはCSSで余白を指定する(HT11)。空白文字を並べて調整するのは、HTMLでは通用しない。

現場使用例:記事の見出し構成、商品説明の強調、注意書きの明示。見出しの階層は検索エンジンがページを理解する手がかりにもなる

<h1>ページ全体のタイトル</h1>

<h2>大きな区切り</h2>
<p>本文です。</p>

  <h3>その中の小見出し</h3>
  <p>さらに詳しい説明。</p>

<h2>次の区切り</h2>

<!-- 文字に意味を付ける -->
<p>これは<strong>重要な</strong>お知らせです。</p>
<p><em>ぜひ</em>ご確認ください。</p>

<!-- 引用 -->
<blockquote>
  <p>引用した文章をここに書きます。</p>
</blockquote>

<!-- 区切り線 -->
<hr>

<!-- ⚠ 空白は詰まる -->
<p>あ    い</p>   <!-- 表示は「あ い」 -->

3基本ドリル(10問)

HT02-D01 h1「メインタイトル」、h2「サブタイトル」、h3「小見出し」を順に並べたHTMLを書け。 コーディング★☆☆無料
期待される結果

h1・h2・h3がそれぞれ正しい

ヒント

数字が小さいほど上位の見出し。順番に書く。

模範解答
<h1>メインタイトル</h1>
<h2>サブタイトル</h2>
<h3>小見出し</h3>
解説

見出しは階層を表す。h1が章、h2が節、h3が項——本の目次と同じ考え方で構造を作る。

HT02-D02 見出しタグは h1 から何番まであるか。
A. h3 B. h5 C. h6 D. h9
選択★☆☆無料
期待される結果

解答 == C

ヒント

6段階の階層が用意されている。

模範解答
C
解説

h1〜h6 の6段階。ただし実際にh4以降まで使うページは少なく、h3程度までで十分なことが多い。

HT02-D03 段落の中の「重要」という語を strong で囲み、「これは重要なお知らせです。」と表示するHTMLを書け。 コーディング★☆☆無料
期待される結果

strong の中身が「重要」

ヒント

<strong>〜</strong> で囲む。段落の一部だけを囲める。

模範解答
<p>これは<strong>重要</strong>なお知らせです。</p>
解説

strong は「重要である」という意味を持つ。太字になるのは結果であって、目的ではない。

HT02-D04 斜体で強調するタグを補ってコードを完成させよ。 穴埋め★☆☆無料
コード
<p>これは<____>強調</____>です。</p>
期待される結果

em の中身が「強調」、斜体になっている

ヒント

emphasis(強調)の略。2文字。

模範解答
em
解説

em は語調を強める。読み上げソフトでは音の調子が変わり、視覚的には斜体になる。

HT02-D05 <p>あ    い</p>(間に空白4つ)はどう表示されるか。
A. 空白4つのまま B. 空白1つに詰まる C. 空白が消える D. エラーになる
選択★☆☆無料
期待される結果

解答 == B

ヒント

HTMLは連続する空白をどう扱うか。

模範解答
B
解説

連続した空白・タブ・改行はすべて空白1つにまとめられる。これを知らないと「空白で位置を調整しよう」として失敗する。

HT02-D06 引用を表すタグ blockquote を使い、「継続は力なり」という引用文を表示するHTMLを書け。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

blockquote の中身が「継続は力なり」

ヒント

<blockquote>〜</blockquote> で囲む。中に p を入れることも多い。

模範解答
<blockquote>
  <p>継続は力なり</p>
</blockquote>
解説

引用であることを明示すると、自分の意見と他人の言葉が区別される。左右に余白が付くのはブラウザの既定スタイル。

HT02-D07 区切り線を入れるタグを補ってコードを完成させよ。 穴埋め★★☆広告解放
コード
<p>前半</p>
<____>
<p>後半</p>
期待される結果

hr が1個存在する

ヒント

horizontal rule(水平線)の略。2文字。閉じタグは不要。

模範解答
hr
解説

hr は話題の区切りを表す。br と同じく閉じタグが不要な空要素。

HT02-D08 strongb の違いとして正しいものはどれか。
A. 見た目が違う B. strong は「重要」という意味を持つが b は見た目だけ C. b のほうが新しい D. 違いはない
選択★★☆広告解放
期待される結果

解答 == B

ヒント

どちらも太字になるが、意味が違う。

模範解答
B
解説

意味があるなら strong、装飾だけなら b。読み上げソフトや検索エンジンは strong を「重要」と認識するが、b は単なる見た目として扱う。

HT02-D09 h2「注意事項」の下に、strong を含む段落「必ず事前予約をお願いします。」を書くHTMLを作れ。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

h2が「注意事項」、strongが「事前予約」

ヒント

見出しの後に段落を書き、その一部を strong で囲む。

模範解答
<h2>注意事項</h2>
<p>必ず<strong>事前予約</strong>をお願いします。</p>
解説

見出しで区切り、本文の中で重要な部分を強調する——実際のWebページで最も多い組み合わせ。

HT02-D10 h1「記事タイトル」→ h2「導入」→ 段落 → h2「本論」→ h3「詳細」→ 段落 という階層構造のHTMLを書け(段落の内容は任意)。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

h1が1個、h2が2個、h3が1個

ヒント

h1 → h2 → h3 の順に階層を下げる。h2 が2つあってもよい。

模範解答
<h1>記事タイトル</h1>

<h2>導入</h2>
<p>この記事の概要です。</p>

<h2>本論</h2>

<h3>詳細</h3>
<p>詳しい説明です。</p>
解説

h2 は何度使ってもよい。同じ階層の見出しが並ぶのは自然なこと。ただし h1 は1つに留めるのが原則。

4実践シナリオ(5問)

HT02-S01 【お知らせページ】h1「お知らせ」、h2「営業時間変更のご案内」、段落「12月より10:00開店に変更いたします。」(強調はstrong)を書くHTMLを作れ。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

h1・h2・strongがそれぞれ正しい

ヒント

見出しを2階層作り、段落の一部を strong で囲む。

模範解答
<h1>お知らせ</h1>

<h2>営業時間変更のご案内</h2>
<p>12月より<strong>10:00開店</strong>に変更いたします。</p>
解説

変更点を strong で示すことで、流し読みする読者にも重要な情報が伝わる。

HT02-S02 【空白の挙動を確かめる】段落の中で「東京」と「大阪」の間に空白を5つ入れたHTMLを書き、実際にどう表示されるか確認せよ。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

表示は「東京 大阪」(空白1つ)

ヒント

空白を5つ書いても、表示は変わらない。

模範解答
<p>東京     大阪</p>
解説

空白5つが1つに詰まった。位置の調整をしたいなら、空白ではなくCSSの余白(HT11)を使う。

HT02-S03 【引用付きの記事】h2「お客様の声」の下に、引用(blockquote の中に段落)「とても使いやすかったです。」を配置するHTMLを書け。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

h2とblockquote内のpが正しい

ヒント

blockquote の中に p を入れる形が標準的。

模範解答
<h2>お客様の声</h2>

<blockquote>
  <p>とても使いやすかったです。</p>
</blockquote>
解説

引用は blockquote で囲むのが正しい書き方。単に段落にすると、自分が書いた文章と区別が付かない。

HT02-S04 【FAQ形式】h2「よくある質問」の下に、h3「配送について」+段落、h3「返品について」+段落 を並べたHTMLを書け(段落の内容は任意)。 コーディング★★★広告解放
期待される結果

h2が1個、h3が2個、pが2個

ヒント

h2 の下に h3 を2つ並べ、それぞれに段落を付ける。

模範解答
<h2>よくある質問</h2>

<h3>配送について</h3>
<p>ご注文から3営業日以内に発送いたします。</p>

<h3>返品について</h3>
<p>商品到着後7日以内であれば返品可能です。</p>
解説

同じ階層の項目は同じレベルの見出しで揃える。配送と返品は対等な話題なので、どちらも h3 にする。

HT02-S05 【区切り線で分割】h2「前半の内容」+段落、区切り線(hr)、h2「後半の内容」+段落 という構成のHTMLを書け。 コーディング★★★広告解放
期待される結果

h2が2個、hrが1個、pが2個

ヒント

hr で話題を視覚的に区切る。

模範解答
<h2>前半の内容</h2>
<p>前半の説明です。</p>

<hr>

<h2>後半の内容</h2>
<p>後半の説明です。</p>
解説

hr は「話題が変わる」ことを示す。見出しだけでは伝わりにくい大きな区切りに使うと効果的。

5仕上げ課題

HT02-FINAL 【サービス紹介ページ】見出しの階層と文字修飾を使い、Web制作サービスの紹介ページを作れ。

body の内容(この順序で)
① h1:Web制作サービス
② 段落:お客様の想いを形にします。
③ h2:サービス内容
④ h3:ホームページ制作
⑤ 段落:スマホ対応は標準で含まれます。「標準で」を strong で強調
⑥ h3:保守運用
⑦ 段落:月額1万円から承ります。
⑧ 区切り線(hr)
⑨ h2:お客様の声
⑩ 引用(blockquote の中に段落):丁寧に対応いただきました。

要素の数:h1×1、h2×2、h3×2、p×4(引用内を含む)、strong×1、hr×1、blockquote×1
総合★★★広告解放
期待される結果

すべての要素の数と内容が一致

ヒント

見出しは h1 → h2 → h3 の階層を守る。段落は④⑦⑩と②で計4つ。strong は⑤の中に入れる。

模範解答
<h1>Web制作サービス</h1>
<p>お客様の想いを形にします。</p>

<h2>サービス内容</h2>

<h3>ホームページ制作</h3>
<p>スマホ対応は<strong>標準で</strong>含まれます。</p>

<h3>保守運用</h3>
<p>月額1万円から承ります。</p>

<hr>

<h2>お客様の声</h2>

<blockquote>
  <p>丁寧に対応いただきました。</p>
</blockquote>
解説

このページは、見出しだけを拾い読みしても内容が分かる。「Web制作サービス」→「サービス内容」→「ホームページ制作/保守運用」→「お客様の声」——階層をたどるだけで全体像がつかめる。これが正しい見出し構造の価値だ。

もし h1 の次にいきなり h3 を書いたり、大きく見せたいという理由だけで h1 を複数使ったりすると、この構造が崩れる。見出しは「文字の大きさ」ではなく「階層」を指定するものだと理解しておくと、迷わなくなる。大きさを変えたいだけならCSSで調整すればよい。

<strong>標準で</strong> にも意味がある。「スマホ対応は標準で含まれる」——ここが料金体系の要点であり、読み飛ばしてほしくない箇所だ。strong は「太字にしたい場所」ではなく「重要な場所」に使う。

次章ではリンクと画像を学ぶ。ページ同士をつなぎ、写真を載せられるようになると、Webページらしさが一気に増す。