HTML/CSS / LESSON 01 / HT01

HTML/CSS:HTMLとは・最初のページ

1学習の目的

2基礎解説

HTMLはWebページの骨組みを作る言語です。文字に「これは見出し」「これは段落」と意味の札を貼るのがHTMLの仕事。見た目を整えるのはCSS(HT07以降)の役割です。

用語書き方意味
タグ<p>要素の始まりを示す印
終了タグ</p>スラッシュ付きで終わりを示す
要素<p>本文</p>タグ+中身のひとまとまり
属性<html lang="ja">要素に追加する情報
✅ 覚えるべき重要ポイント
  1. タグは開いたら必ず閉じる<p> で始めたら </p> で終える。閉じ忘れると表示が崩れる原因になる。
  2. 文書の形は決まっている<!DOCTYPE html><html><head><body>。この形は毎回同じなので覚えてしまう。
  3. <head> は「設定」、<body> は「中身」。ページのタイトルや文字コードは head に、実際に表示される文章は body に書く。
  4. <meta charset="UTF-8"> を忘れると日本語が文字化けする。head の先頭に必ず書く。
  5. 閉じタグが不要なタグもある<br>(改行)や <img>(画像)は中身を持たないので、単独で書く。

実行方法:テキストエディタで index.html という名前で保存し、そのファイルをブラウザで開くだけ。インストールも準備も要りません

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>はじめてのページ</title>
</head>
<body>

  <h1>こんにちは</h1>
  <p>これは段落です。</p>
  <p>改行は<br>このように書きます。</p>

  <!-- これはコメント。画面には表示されません -->

</body>
</html>

<!--
  <title>   → ブラウザのタブに出る文字
  <h1>      → 最も大きな見出し
  <p>       → 段落(paragraph)
  <br>      → 改行(閉じタグ不要)
-->

3基本ドリル(10問)

HT01-D01 h1タグを使って「はじめてのページ」という見出しを表示するHTMLを書け(body の中身だけでよい)。 コーディング★☆☆無料
期待される結果

h1 の中身が「はじめてのページ」

ヒント

<h1>文字</h1> の形で書く。開いたら閉じるのを忘れない。

模範解答
<h1>はじめてのページ</h1>
解説

h1 は最も大きな見出し。ページに1つだけ使うのが基本で、そのページが何についてのものかを示す。

HT01-D02 HTMLで「段落」を表すタグはどれか。
A. <div> B. <p> C. <span> D. <text>
選択★☆☆無料
期待される結果

解答 == B

ヒント

paragraph(段落)の頭文字。

模範解答
B
解説

p は paragraph の略。文章のひとまとまりを表す、最も基本的なタグ。

HT01-D03 段落を2つ作り、1つ目に「1行目」、2つ目に「2行目」と書くHTMLを書け。 コーディング★☆☆無料
期待される結果

p が2個。1つ目が「1行目」

ヒント

<p>〜</p> を2回書く。

模範解答
<p>1行目</p>
<p>2行目</p>
解説

段落は自動的に上下に余白が付く。ブラウザが最初から持っているスタイルによるもので、CSSで変更できる(HT11)。

HT01-D04 見出しタグを閉じるコードを完成させよ。 穴埋め★☆☆無料
コード
<h1>タイトル____
期待される結果

h1 の中身が「タイトル」

ヒント

終了タグはスラッシュを付けて書く。5文字。

模範解答
</h1>
解説

終了タグは </タグ名>。スラッシュの位置を間違えないよう注意する。

HT01-D05 <meta charset="UTF-8"> を書き忘れるとどうなるか。
A. ページが表示されない B. 日本語が文字化けすることがある C. 画像が出ない D. 何も起きない
選択★☆☆無料
期待される結果

解答 == B

ヒント

charset は文字コードの指定。

模範解答
B
解説

文字コードの指定が無いと、ブラウザが推測して読み込む。日本語のページでは文字化けの原因になるので、必ず書く。

HT01-D06 1つの段落の中で改行し、「前半」と「後半」を別々の行に表示するHTMLを書け。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

br が1個。p の中に改行がある

ヒント

<br> は閉じタグが不要な特殊なタグ。

模範解答
<p>前半<br>後半</p>
解説

br は閉じタグを書かない。中身を持たないタグ(空要素)は、単独で使う。

HT01-D07 文字コードを指定するコードを完成させよ。 穴埋め★★☆広告解放
コード
<meta charset="____">
<title>ページ</title>
期待される結果

文字コードが UTF-8

ヒント

世界中の文字を扱える標準的な文字コード。5文字。

模範解答
UTF-8
解説

UTF-8 は日本語を含む世界中の文字を扱える。現在のWebでは事実上の標準になっている。

HT01-D08 ページのタイトル(ブラウザのタブに出る文字)を指定するタグはどこに書くか。
A. <body> の中 B. <head> の中 C. <html> の外 D. どこでもよい
選択★★☆広告解放
期待される結果

解答 == B

ヒント

表示される中身ではなく、ページの設定情報。

模範解答
B
解説

head は「設定を書く場所」。タイトル・文字コード・CSSの読み込みなど、画面には直接出ないものを書く。

HT01-D09 見出し(h1)と段落(p)を組み合わせ、「商品紹介」という見出しと「おすすめの商品です。」という段落を表示するHTMLを書け。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

h1が「商品紹介」、pが「おすすめの商品です。」

ヒント

h1 と p を続けて書く。

模範解答
<h1>商品紹介</h1>
<p>おすすめの商品です。</p>
解説

見出し→本文という順序が基本の構造。この組み合わせがWebページの最小単位になる。

HT01-D10 段落の前にコメント「ここから本文」を書き、「本文です。」という段落を表示するHTMLを書け(コメントは画面に表示されないことを確認)。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

body のテキストが「本文です。」のみ

ヒント

コメントは <!-- 〜 --> で囲む。

模範解答
<!-- ここから本文 -->
<p>本文です。</p>
解説

コメントは画面に表示されない。自分や他の人がコードを読むときのメモとして使う。ただしソースを見れば読めるので、秘密の情報は書かない。

4実践シナリオ(5問)

HT01-S01 【自己紹介ページ】見出し「山田太郎」と、段落2つ(「Webデザイナーです。」「東京在住です。」)を表示するHTMLを書け。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

h1と段落2つが正しく表示される

ヒント

h1 の後に p を2つ並べる。

模範解答
<h1>山田太郎</h1>
<p>Webデザイナーです。</p>
<p>東京在住です。</p>
解説

これが最小のWebページ。見出しで「誰について」を示し、段落で内容を説明する——この構造はどんなページでも変わらない。

HT01-S02 【住所表記】1つの段落の中で改行を使い、「〒100-0001」「東京都千代田区1-1-1」を2行で表示するHTMLを書け。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

p 内に br が1個、両方の文字が含まれる

ヒント

1つの p の中に br を入れる。段落を分けるのとは意味が違う。

模範解答
<p>〒100-0001<br>東京都千代田区1-1-1</p>
解説

住所のように「意味的にひとまとまりだが改行したい」場合は br を使う。段落を分けると別の内容として扱われてしまう。

HT01-S03 【見出しの階層】h1「会社概要」の下に、h2「事業内容」と段落「Web制作を行っています。」を書くHTMLを作れ。 コーディング★★☆広告解放
期待される結果

h1・h2・pがそれぞれ正しい

ヒント

h1 が最上位、h2 はその下の階層。数字が大きいほど小さい見出しになる。

模範解答
<h1>会社概要</h1>
<h2>事業内容</h2>
<p>Web制作を行っています。</p>
解説

見出しは h1 から h6 まであり、数字で階層を表す。文書の目次のような構造を作れる(HT02で詳しく扱う)。

HT01-S04 【完全なHTMLファイル】DOCTYPE から html・head・body まで含む完全な形のHTMLを書け。タイトルは「私のページ」、見出しは「ようこそ」、段落は「はじめまして。」とすること。lang属性と文字コードも指定すること。 コーディング★★★広告解放
期待される結果

title・lang・charset・h1・pがすべて正しい

ヒント

DOCTYPE → html(lang) → head(meta, title) → body(h1, p) の順に書く。

模範解答
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>私のページ</title>
</head>
<body>
  <h1>ようこそ</h1>
  <p>はじめまして。</p>
</body>
</html>
解説

この形が全HTMLファイルの土台。ここから先の章では body の中身に集中するが、実際にファイルを作るときは必ずこの枠が必要になる。

HT01-S05 【商品ページの骨組み】h1「ノートPC」、段落「高性能な軽量ノートPCです。」、h2「特徴」、段落「バッテリーが12時間もちます。」の順に並べたHTMLを書け。 コーディング★★★広告解放
期待される結果

4つの要素が正しい順序と内容で存在する

ヒント

見出しと段落を交互に配置する。

模範解答
<h1>ノートPC</h1>
<p>高性能な軽量ノートPCです。</p>

<h2>特徴</h2>
<p>バッテリーが12時間もちます。</p>
解説

見出しで区切り、段落で説明する——この繰り返しが文書の基本構造。読み手は見出しだけを追って全体を把握できる。

5仕上げ課題

HT01-FINAL 【店舗紹介ページ】完全な形のHTMLファイルを作り、カフェの紹介ページを作れ。

head に指定するもの
・文字コード:UTF-8
・言語:日本語(lang="ja"
・タイトル:ゼロカラカフェ

body の内容(この順序で)
① h1:ゼロカラカフェ
② 段落:静かな時間を過ごせる隠れ家カフェです。
③ h2:営業時間
④ 段落:平日 9:00〜18:00土日 10:00〜20:001つの段落の中で改行して表示
⑤ h2:アクセス
⑥ 段落:東京都渋谷区1-2-3
⑦ コメント:今後メニューを追加予定(画面には表示されない)

※ h1は1つだけ、h2は2つ、pは3つになります。
総合★★★広告解放
期待される結果

title・lang・charset・見出し・段落・改行・コメントがすべて正しい

ヒント

DOCTYPE から始まる完全な形で書く。④は1つの p の中に br を入れる。コメントは body の最後に書く。

模範解答
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>ゼロカラカフェ</title>
</head>
<body>

  <h1>ゼロカラカフェ</h1>
  <p>静かな時間を過ごせる隠れ家カフェです。</p>

  <h2>営業時間</h2>
  <p>平日 9:00〜18:00<br>土日 10:00〜20:00</p>

  <h2>アクセス</h2>
  <p>東京都渋谷区1-2-3</p>

  <!-- 今後メニューを追加予定 -->

</body>
</html>
解説

これで1枚のWebページが完成した。このファイルを index.html という名前で保存してダブルクリックすれば、ブラウザで表示される——サーバーもインストールも不要だ。

注目してほしいのは④の改行の使い分けだ。営業時間は「平日」と「土日」で行を分けたいが、意味としてはひとまとまりの情報なので、段落を2つに分けるのではなく1つの段落の中で <br> を使う。一方、③の営業時間と⑤のアクセスは別の話題なので、見出しで区切っている。「どこまでが1つの意味のかたまりか」を考えてタグを選ぶのがHTMLの本質だ。

そして今の時点では、このページはほとんど装飾されていない。文字は黒、背景は白、見出しは太字で大きいだけ——これはブラウザが最初から持っているスタイルによるもので、あなたが指定したわけではない。見た目を自分で決めるのがCSSの役割で、HT07から本格的に扱う。

次章では見出しと段落をさらに詳しく学ぶ。h1からh6までの使い分けと、文章に意味を持たせるタグを扱っていく。